StorageTek、オープンシステム向けにも仮想テープ装置

米StorageTekは米国時間10月12日、オープンシステム向けの仮想テープシステム「Virtual Storage Manager Open」を発表した。

» 2004年10月13日 17時16分 公開
[堀 哲也,ITmedia]

 米StorageTekは米国時間10月12日、テキサス州サンアントニオで開催している「FORUM 2004」で、オープンシステム向けの仮想テープシステム「Virtual Storage Manager Open」(VSM Open)を発表した。2004年第1四半期にリリースする予定だ。

 VSM Openは、同社がメインフレーム向けで培った仮想化技術をオープンシステムに対しても投入しようとするもの。既存のサーバとテープライブラリの間に導入して、D2D2Tと呼ばれるバックアップを可能にする。

VSM Open 会場に展示されていたVSM Open

 ディスクをテープとしてエミュレーションさせることで、特にバックアップの信頼性が向上するほか、バックアップデータを統合して一巻のテープへ書き込めるようになるため、容量の有効活用が可能になるという。展示会場の担当者によれば、最大1024のテープボリュームをエミュレーションできるという。

 また、「VSM Openからのデータの書き出しは、ポリシーで完全に自動化できるため、バックアップ作業を軽減することが可能だ」(担当者)。VSM Openの管理は、WebベースのGUI、コマンドラインインタフェースを使ってリモートから行える。

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