日本電子専門学校 ACTCおよびコンピュータネットワーク研究科は、今年5月にリリースしたUSBメモリからブート可能なKNOPPIXに対し、不具合の改善や、いくつかの改良を加えたバージョンを作成・公開した。
日本電子専門学校 ACTCおよびコンピュータネットワーク研究科は10月17日、今年5月にリリースしたUSBメモリからブート可能なKNOPPIXに対し、不具合の改善や、いくつかの改良を加えたバージョンを作成・公開した。現在こちらのページでISOイメージが公開されている。
このKNOPPIXは以前の取材で話を伺った小菅貴彦氏やACTCで開発を担当している丸山亮氏などが中心となって作業しているもの。
最新バージョンで加えられた変更点としては、使用頻度が高いと思われるOpenOfficeやMozillaを残しつつ、これまでの512Mバイトから256Mバイトまでルートイメージを圧縮したほか、インストーラを添付し、簡単にUSBメモリにインストールできるようになったことが挙げられる。また、デスクトップマネージャがKDEからXFce4に変更された。機能を削ぎ落としてさらに小さなサイズにするというアプローチではなく、実際の使用も想定した現実的なものとなっている。
そのほか、これまでAMI社BIOS搭載機しか動作しなかったものが、AWARD社BIOS搭載機でも動作可能となっている。
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