欧州Lycosの「スパム攻撃スクリーンセーバ」サイトがクラックされる

スクリーンセーバでスパムサイトを攻撃する欧州Lycosの手法が怒りを買ったのか、Lycosのサイト自身がクラッカーの標的となった。

» 2004年12月01日 23時25分 公開
[IDG Japan]
IDG

 スパマーに対抗するスクリーンセーバをダウンロードさせていたLycosのWebサイトが12月1日、ハッキングされた。

 オーストラリアのオークランド在住のComputerworld誌読者、ディラン・リーブ氏からの情報によれば、www.makelovenotspam.comのサイトにアクセスすると、「ボットを使って人々を攻撃するのは間違っている」とブラウザのタイトルバーに表示され、「そう。スパマーを攻撃するのは誤りだ。あなたのIPアドレスとリクエストはログを取られており、あなたのISPに報告され、何らかの措置が取られるだろう」とのメッセージが現れたという。

 このサイトはその後数時間アクセス不能になったが、その後通常に戻った。

 LycosのスクリーンセーバはスパマーのWebサイトにアクセスし、そのサイトのバンド幅を消費する。スクリーンセーバが稼働するマシン1台当たり1日に3.4Mバイトのバンド幅を消費し、スパマーのコストを増大させる。

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