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» 2005年02月16日 13時16分 公開

日本SGI、東大物性研究所へ大規模Linuxスーパーコンピュータを納入

日本SGIは、東京大学物性研究所にItanium 2を1280個搭載するスーパーコンピュータ・システムを納入した。本格稼働は2005年3月から。

[西尾泰三,ITmedia]

 日本SGIは2月16日、東京大学物性研究所(ISSP)の次期スーパーコンピュータ・システムとして同社のハイエンドLinuxサーバ「SGI Altix 3700 Bx2」を納入することを発表した。同システムは、米航空宇宙局(NASA)、日本原子力研究所に次ぐ規模のシステムとなる。本格稼働は2005年3月から。

 ISSPのスーパーコンピュータ・システムは、ベクトル型並びにスカラー型の2系統のシステムで構成されており、この両方が2005年3月に更新される。スカラー型スーパーコンピュータ・システムとしてこれまで活用されていたSGI Origin 2800(384CPU)がAltix 3700 Bx2にリプレイスされることで、約20倍の性能向上につながるとしている。なお、ベクトル型システムHITACHI SR8000の後継にはHITACHI SR11000が提案されており、日立製作所が主契約社(プライムコントラクター)として受注している。

 導入されるAltix 3700 Bx2は、ユーザーの多様なニーズに対応するためHPC計算サーバ(128CPU)と高並列計算サーバ(64ノード、1152CPU)の2系統に分かれており、各ノードは2Gb/秒の帯域を持つファイバチャネル2本でストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)に接続される。SAN環境は、SGIの共有ファイルシステムであるSGI CXFSで高並列計算サーバおよびHPC計算サーバ、さらにフロントエンドサーバ(SGI Altix350、2CPU)を含めたすべてのコンピュータ間で高速ファイル共有を実現する。

 ユーザーからの計算ニーズに対しては、フロントエンドサーバがHPC計算サーバまたは高並列計算サーバにそれぞれ振り分ける形となり、mathematicaやIMSLを利用可能。

 また、全国共同利用施設としては初めて、学内のセンターとは別に外部の民間のコンピュータセンターに設置して運用が委託される。

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