IBM、オンデマンドでBlue Geneへのアクセス提供

IBMは顧客やパートナーに対し、リモートでスーパーコンピュータ「Blue Gene」にアクセスするサービスを提供する。

» 2005年03月12日 07時17分 公開
[ITmedia]

 米IBMは3月11日、新設のDeep Computing Capacity on Demand Centerからオンデマンド方式で、スーパーコンピュータ「Blue Gene」へのアクセスを提供すると発表した。

 ミネソタ州ローチェスターにある同センターで、顧客やパートナーがVPNを介してリモートからBlue Geneを利用できるようにする。料金は利用した分に応じて支払う仕組み。

 スーパーコンピュータを使った大掛かりな研究はまだ米政府の研究所が中心になっているが、新薬発見、製品設計、シミュレーション、アニメーション、金融、気象モデリングといった商用分野でもディープコンピューティングで突破口が開ける可能性が増大しているとIBMは指摘。これまでは予算の範囲内でスーパーコンピュータを利用できなかった市場分野の顧客にもサービスを提供できると説明している。

 ローチェスターのセンターではIBM PowerPCプロセッサ2000個あまりを搭載したBlue Geneを導入している。

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