特集
» 2005年05月09日 01時30分 公開

現場から見るSEの「自力」:プロとしてお金を稼げるSEの条件 (1/4)

ユーザーから信頼されるのはどんなSEかを考える(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)

[杉山正二(アールエスコンポーネンツ),ITmedia]

 杉山正二 (アールエスコンポーネンツ 取締役)

 ユーザーから信頼され、頼りにされるSE、すなわち、プロとしてお金が稼げるのはどんなSEか。どのような能力やスキルを高めればいいのか。

 私は、CAD/CAMメーカーとITコンサルティング企業において、情報システムを供給する側の人間として15年以上従事した。具体的には、システムの企画や設計、導入、システム関連のプロジェクト管理、システムに関連する教育や研修、人材開発、アウトソーシングなどに携わってきた。現在は、アールエスコンポーネンツという工業用部品のカタログ通販を行っている事業会社で、情報システム部門(ITの供給側)とカスタマーサービス部門(ITの利用側)の両部門の責任者を務めている。(関連記事

 この連載では、自分の経験を基に、できる限り具体的な事例を挙げながら、「顧客」であるビジネスユーザーの満足度が高いSEについて考察し、どうすればそのようなSEになれるのかを解説してみたい。

 初回は、どういったSEが求められているのか、評価が高いSEとはどのような能力を持っているのかを説明したい。2回目以降で、実際のシステムやアプリケーションを取り上げながら、より具体的な話をしていく。最初にSEの定義を簡単にしておこう。ここでは、情報システムを供給する側の人間で、ユーザーの要件を満たすようなシステムを作り上げる(稼動させ、運用させる)人材としておく。

新たな概念への対応方法

 SEとして求められる知識やスキルは広範囲にわたる。しかも現在のように、ビジネス環境の変化が早く、新しいテクノロジー、方法論、概念が次々と登場してくる状況においては、幅広い知識やスキルを一通り身につけても、それで終わりということはない。常に知識やスキルをブラッシュアップしたり、新しく拡充したりする不断の努力が欠かせない。かといって、闇雲に次から次に出てくる概念やテクノロジーを追い求めていけばよい、というわけでもない。

 たとえば、CRMSCM、あるいは、ビジネスインテリジェンス(BI)エンタープライズアーキテクチャ(EA)など、さまざまなな概念やフレームワークをすべて完全に理解し、応用できるようになることはまず不可能であろう。だとすれば、どうすれば良いのか?

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -