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» 2005年05月26日 22時15分 公開

“どう猛な魚”を社名にするアンチスパムベンダが日本上陸

アンチスパムファイアウォールを提供する米Barracuda Networksは6月1日付けで東京オフィスを開設し、国内での販売活動を本格化する。

[富嶋典子,@IT]

 アンチスパムのファイアウォールアプライアンスを開発する米バラクーダネットワークス(Barracuda Networks)は5月26日、国内で営業やマーケティング、製品サポート、トレーニングを提供する東京オフィスを6月1日付けで開設し、日本法人を設立すると発表した。

ドラコ氏 米バラクーダネットワークス プレジデント兼CEOのディーン・ドラコ氏。バラクーダは“カマス”で、略奪者などの意味もある。「バラクーダは、スパムを喰いつくすどう猛な魚の意味」(ドラコ氏)

 米バラクーダネットワークスは、兼松とマクニカネットワークスを販売代理店として、「バラクーダ・スパムファイアウォール」を2004年7月から販売。すでに小田急情報サービスなど国内企業100社に販売したという(関連記事)。日本法人設立後も代理店経由での販売を継続。代理店は2社のほかにも増やす考えだ。今後1年間で5億円の売り上げを目指す。

 米バラクーダネットワークス プレジデント兼CEOのディーン・ドラコ(Dean Drako)氏は、2002年の同社設立後、70カ国で1万5000社への販売実績があると説明。自社製品の優位性として、3点を挙げた。1点目はDoS攻撃、IPブロックリスト、2段階のウイルスチェック、ルールに基づいた解析など「10段階のフィルタリング機能」を備えて、電子メールサーバを保護すること。

 2点目は、既存の電子メールサーバやMicrosoft Outlook、Lotus Notesなど電子メール環境の設定を変更する必要がないこと。3点目はユーザーライセンス数による価格設定を行わずに低価格を実現していること。

 バラクーダ・スパムファイアウォールは1日当たり100万メッセージに対応する「モデル200」から、3000万メッセージに対応する「モデル800」まで5タイプがある。価格はモデル200が42万円、モデル800が590万円。

 また、米バラクーダは日本法人の設立にあわせて、2バイト文字対応やキーワードフィルタリング、管理画面の日本語対応を実施。導入や設定、運用管理を容易に行えるようにしたという。

スパムファイアウォール 米バラクーダの「バラクーダ・スパムファイアウォール」

 今年はじめから米国で発売しているバラクーダ・スパムファイアウォールの新製品も国内で順次販売していく。ISPや企業がエンドユーザーのスパムメールの発信を防ぐ「アウトバウンドモード」と、スパイウェアやウイルスのダウンロードを阻止する「スパイウェアファイアウォール」の2タイプだ。

 ドラコ氏は日本市場のスパム被害についても言及した。「アメリカでは電子メールのトラフィックのうち、65〜70%がスパムメールだといわれている。日本は現在、電子メールのトラフィックの20〜30%がスパムに該当するだろう。アメリカの1年半前の状況に匹敵する数字で、日本市場でも今後スパムの被害が大きくなることが予測できる」。

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