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» 2005年06月08日 07時49分 公開

アウトソーシングに対する不満増大、それでも規模拡大を計画――米調査

アウトソーシングによるコスト削減は実際には非常に達成が難しいということを、企業は学びつつあるようだ。不満を持ちつつも規模拡大を計画している企業が多いという。

[ITmedia]

 ITアウトソーシングサービスを利用する企業がオフショアのサービス提供企業に対して不満を募らせ、期限満了を待たずに契約を解消するケースが増えているが、それでも多くは今後1年でアウトソーシングの規模拡大を計画している――。経営コンサルティング企業DiamondCluster Internationalが6月7日発表した調査でこんな傾向が明らかになった。

 DiamondClusterでは世界大手企業のIT担当幹部210人と、米国、インドなどのアウトソーシングサービス提供企業の幹部242人から聴き取り調査を実施。それによると、アウトソーシングのバイヤー側が期限満了前に契約を打ち切った件数が倍増して51%に達し、オフショアのサービス提供企業に満足していると答えた企業は79%から62%に減った。

 この調査は3年連続で実施されているが、今回初めて、アウトソーシング支出を減らす予定だという企業が登場。7%は国内アウトソーシング支出削減、5%は国外アウトソーシング支出削減を計画していると答えた。

 「アウトソーシング提供企業が約束していた膨大なコスト削減は実際には非常に達成が難しいということを、企業が学びつつある」と報告書では解説。それでも調査対象の企業では、アウトソーシングを定着させる姿勢をはっきり打ち出していたと指摘している。

 アウトソーシングのメリットとしては、「社内リソースをもっと重要な業務に再配置できる」が83%で筆頭。コスト削減は2番目だった。委託先としては、今後3〜5年でIT機能の一部を中国にアウトソーシングする見通しだと答えた企業が、昨年の8%から今回は40%に増えた。

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