SEの論理思考とビジネスの論理思考一歩先を行くSEの「頭の使い方」(5/5 ページ)

» 2005年06月16日 11時33分 公開
[山崎 将志(知識工房),ITmedia]
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金貨の話の解説

 普通に考えると、

・1. 4枚ずつ
・2. 2枚ずつ
・3. 1枚ずつ

の合計3回となる。

 しかし、ここで軽いものを「選び出す」という視点ではなく、「除外する」という発想に切り替えると、以下のようなやり方を思いつく。

  • 1.6枚を選び出し、3枚ずつ天秤に乗せる
  • 2-1:つりあったら、残りの2枚を天秤に乗せる
  • 2-2:つりあわなければ、軽いほうの3枚から2枚を選び、天秤に乗せる。そうすれば、その3枚のうちの1枚が軽い1枚だ。

 この問題は「選び出す」からその対概念である「除外する」という視点を持つことがポイントである。そういう意味で、これは発想法に関する問題なのである。

山崎 将志


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