特集
» 2005年06月27日 00時00分 公開

社長とITの話をするための12のコツ (1/4)

コミュニケーションの重要性は言うまでもないがSEが経営者と話をするときにはコツがあるのも事実だ。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)

[杉山正二(アールエスコンポーネンツ),ITmedia]

  杉山正二(アールエスコンポーネンツ 取締役)

 コミュニケーションとは何かを共有すること。そのためには、共有すべき事柄を明らかにし、相手の立場に立つことがカギになる。経営者であれ、管理職であれ、ユーザー部門の責任者であれ、SEがだれかとコミュニケーションするときの基本も同じだ。共有すべきことを明確にし、最適なコミュニケーション手段を考え、実践することである。相手の立場に立ち、誠心誠意コミュニケーションに努めよう。

やはり大事な「コミュニケーション」

 そろそろこの連載も終わりが近づいてきた。これまでの内容は、皆さんのお役に立てたであろうか? 今回は、経営者や管理職、ユーザー部門の責任者とのコミュニケーションのコツを紹介したい。初回で、SEに最も求められる能力として、コミュニケーション能力を挙げた。弊社のシステム開発の失敗例をみても、やはりコミュニケーションの問題は非常に大きい。

 コミュニケーションで重要なことは相手の立場に立つことであるが、これは経験がないと容易ではない。しかし、これから紹介することを頭においていれば、ある程度相手の立場、視点でコミュニケーションすることができるはずである。

ポイント1:目的

 これは、経営者やユーザー部門の責任者とのコミュニケーションに限らないが、非常に重要な点なので、しつこく説明する。まずコミュニケーションの目的を明確にし、できれば目的を絞り込むことである。たとえば、投資計画の承認を得ること、システム開発のリスクを理解してもらうこと、ユーザー側からの参画を了解してもらうこと、などなど。目的を間違えると、どんなコミュニケーションもうまくいくはずがない。

ポイント2:要点/結論

 上記の目的の明確化とも深く関係するが、経営者や管理職は忙しいので、話を短時間にすませたいはずである。したがって、最初に話の要点や結論を話すことを望まれることが多い。たとえば、最初に「システム開発の話」より「製品情報システムの開発コストの話」と伝える。さらには「製品情報システムの開発コストの増加を承認してほしい」と伝えると、相手は要点を直ぐに理解できる。

ポイント3:意思決定

 経営者や上級管理職になればなるほど、ビジネス上の意思決定を求められる場合が多い。したがって、意思決定に必要な情報を求められることが多いことを意識すべきである。

ポイント4:スピード

 これには当然例外もあるが、現在のようなビジネス環境では、何事にもスピードが求められる。1カ月かけて80点、90点の答えを見つけるよりは、60点でも及第点であれば、1週間で答えが出る方を求められる場合が多い。

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