SunがJSFをオープンソース化

Sun Microsystemsは先日、JavaServer Faces(JSF)のインプリメンテーション用コードをCDDLライセンスの下で公開した。

» 2005年09月05日 14時18分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Sun Microsystemsは最近、JavaServer Faces(JSF)のインプリメンテーション用コードをオープンソース化した。JSFは、JavaベースのWebアプリケーションのユーザーインタフェースを作成するためのフレームワーク。

 JSFの規格開発主任を務めるSunの開発者ロジャー・キテイン氏は、コードのリリースを発表したブログの中で、「JavaServer Facesの開発では外部からの貢献があった。今回のオープンソース戦略により、この技術に対する貢献がもっと容易になるだろう」と述べている。Sunは、JSFコードを自社のCommon Development and Distribution License(CDDL)ライセンスの下で公開する。

 Sunでは、JSF 1.2インプリメンテーションの最新ビルドは「基本的に安定している」と表現している。同ビルドは、Java.netの「GlassFish」プロジェクトページに置かれている。GlassFishは、Sunのオープンソースアプリケーションサーバ開発構想。Sunは今年の「JavaOne」カンファレンスにおいて、GlassFishをCDDLの下で公開した(関連記事)

 Sunは今年、自社のソフトウェアスタックに対する開発者の関心を呼び戻すべく、オープンソースプロジェクトを相次いで立ち上げている。8月には、認証/シングルサインオン技術を用いてアプリケーションセキュリティに取り組む開発者向けに、「OpenSSO」(Open Source Web Single Sign-On)プロジェクトを立ち上げた。

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