情報ライフサイクル全般を支援、富士通がストレージアウトソーシングサービス

富士通は、情報ライフサイクル全般にわたってストレージシステムの構築/運用を支援するアウトソーシングサービス「ストレージ-LCM」の提供を開始した。

» 2005年10月18日 21時32分 公開
[ITmedia]

 富士通は10月17日より、ストレージシステムの設計から構築、運用にいたるまで、ライフサイクル全般にわたって支援を行うアウトソーシングサービス「ストレージ-LCM」の提供を開始した。

 ストレージ-LCMは、同社がこれまで提供してきたストレージサービスに加え、顧客事業所にストレージシステムを配置する「お客様サイト設置型」メニューを追加したもの。同社のストレージシステム「ETERNUS」や管理ソフトウェア「Systemwalker」、ストレージ自律制御技術などを組み合わせて提供される。

 ニーズに応じて固定課金/ディスク使用量に応じた従量課金を選択できるほか、プライマリー/ニアライン/災害バックアップなどの用途ごとに、顧客の業務環境や保存容量、期間などの要素に応じて、データセンター設置型と事業所設置型の双方から最適な設置構成を選択できる点が特徴という。

 また、ストレージシステムの設計/構築や運用に加え、オプションとして移行設計やデータ移行、検索などのメニューを組み合わせることが可能だ。オプションメニューにはほかに、ウイルス検知や電子署名、アクセスログ収集といったセキュリティ関連のサービスがあるほか、データ廃棄/証明書発行や産業廃棄物処理といったデータの最終段階に関するものが用意されている。

 富士通は、ストレージ-LCMを通じて情報ライフサイクル全般にわたるワンストップの運用サービスが提供でき、メンテナンス負荷の軽減や情報漏えいリスクの低減につながるとしている。価格は個別見積もりで、今後3年間で100社、100億円の売り上げを目指す。

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