IBMとソニー、Cell開発ソフトウェアを公開

Cellプロセッサを推進しているIBMとソニーは、LinuxでCell向けソフトを開発するための環境をリリースした。

» 2005年11月10日 08時02分 公開
[ITmedia]

 IBMとソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は11月9日、Cellプロセッサ向けLinuxアプリケーション開発のためのソフトウェア環境をリリースした。

 開発用ソフトウェアはIBMのdeveloperWorksからダウンロードすることができるほか、IBMの開発者向けフォーラム、バルセロナ大学スーパーコンピューティングセンターから入手することができる。

 公開されるのは、Cell Broadband Engine(CBE)向けの基本インフラストラクチャとなるソフトウェアで、LinuxでCBEの機能を活用するためのソースパッチ「Linux for CBEA」、SCEが実装したSynergistic Processing Elements(SPE)に対応したGNU Compiler Collection(GCC)などが含まれる。

 また、Cell Broadband Engine(CBE) Software Development KitにはIBM製のシステムシミュレータ、ソフトウェアサンプルとライブラリ、プロトタイプコンパイラなどが含まれる。

 このソフトウェア公開により、IBMとソニーグループ、そしてCellグループ企業である東芝はCBEA技術の利用を後押ししていく考え。

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