OSDL、特許情報のライブラリを公開

OSDLは、オープンソースソフトへの利用が保証されている特許をデータベース化してサイトで公開した。特許訴訟の回避に役立ててもらう狙い。

» 2005年11月16日 08時28分 公開
[ITmedia]

 Linux推進団体のOpen Source Development Labs(OSDL)は11月15日、特許情報のデータベースを提供する「Patent Commons Project」を発表した。デベロッパーやユーザーが、特許訴訟を起こされることなく安心してオープンソースソフトを利用できるようにする狙い。

 patentcommons.orgのサイトでは、オープンソースソフトへの利用が保証されている500以上の特許をデータベース化して検索できるようになっている。ライブラリは無料で公開され、各特許の保有企業や技術情報などが参照できる。

 プロジェクトにはIBM、Intel、Red Hat、Sun Microsystemsなど、特許を提供している業界大手が参加。今後同サイトには、オープンソースライセンス、免責プログラムといった、法的問題の解決に役立つ情報も掲載していく方針。

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