Windows 2000とXPの脆弱性実証コード公開

Windows 2000 SP4とWindows XP SP1の脆弱性を突いたコンセプト実証コードが公開されたとして、Microsoftがアドバイザリーを掲載した。悪用されるとDoS攻撃誘発の恐れがあるという。

» 2005年11月18日 08時01分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月16日、 Windows 2000 SP4とWindows XP SP1の脆弱性を突いたコンセプト実証コードが公開されたとの情報について、アドバイザリーを掲載した。限定的ながらサービス妨害(DoS)攻撃につながる恐れがあると解説している。

 アドバイザリーによると、Windowsのメモリ割り当てに関する脆弱性が発見されており、攻撃者がこれを悪用して細工を施したパケットを送りつけることで、限定的ながらDoS攻撃を誘発される恐れがある。

 XP SP1で攻撃者がこの脆弱性を突くためには正規にログオンできる必要があり、匿名でリモートから悪用することはできないとMicrosoftは説明。ただ、標準のユーザーアカウントを持っていればリモートからでも影響を受けるコンポーネントにアクセスが可能だという。

 Windows XP SP2、Windows Server 2003/SP1はこの問題の影響を受けない。Microsoftでは現時点で、この脆弱性を突いた攻撃や、顧客が被害に遭ったという報告は受けていないとしながらも、状況を注意深く見守り、必要に応じて顧客に情報を提供する意向だとしている。

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