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» 2005年12月07日 09時25分 公開

感染前に水際でスパイウェアを防ぐ、バラクーダ

バラクーダネットワークスジャパンは、企業向けのスパイウェア対策アプライアンス製品「バラクーダ・スパイウェアファイアウォール」を発表した。

[高橋睦美,ITmedia]

 バラクーダネットワークスジャパンは12月6日、企業向けのスパイウェア対策アプライアンス製品「バラクーダ・スパイウェアファイアウォール」を発表した。同社はこれまで、スパム対策アプライアンス「バラクーダ・スパムファイアウォール」シリーズを提供してきた

 バラクーダ・スパイウェアファイアウォールは、ゲートウェイの部分でトラフィックを検査し、スパイウェアの侵入をブロックする。スパイウェア用シグネチャやプロトコルデータベース、コンテンツフィルタによってスパイウェアのダウンロードを阻止するほか、スパイウェアを「配信」するWebサイトへのアクセスを遮断することにより、企業への侵入をブロックし、未然に被害を防ぐ仕組みだ。一連のデータベースは1時間ごとにアップデートされる。

 Barracuda Networksの社長兼CEOを務めるディーン・ドラコ氏は、「rootkit化したり、削除のためにOSの再インストールが必要になるなど、スパイウェアの駆除は難しくなっている」と指摘。一方で、ソーシャルエンジニアリング的手法の駆使やソフトウェアへのバンドルといった手段を通じて、スパイウェアへの感染はますます容易になっているという。

 「ゲートウェイ型アプライアンスならばスパイウェアが企業に入り込むことを防ぎ、感染を予防できる」(ドラコ氏)。端末でのスキャンや感染後の検出に特化した他のソフトウェアベースのスパイウェア対策製品との違いは、感染の「予防」に特化している点だという。

 ただ、スパイウェアに感染する場所は企業内とは限らない。自宅や外出先で作業している間に何らかのスパイウェアに感染し、そのPCが社内に持ち込まれる可能性も十分考えられる。こうした場合に備え「企業内部からインターネットに向けたトラフィックも監視することにより、PCに忍び込んだスパイウェアによる通信を検出し、管理者に通知する機能も備える」という。

 2006年第1四半期中には、スパイウェアの駆除機能も搭載する予定だ。「これにより、感染予防からブロック、検出という一連の流れをサポートできる」(ドラコ氏)

 GUIを日本語化して提供するほか、2005年夏に設置した日本法人をベースに、スパイウェア検出用のルールやコンテンツフィルタリングについても国内の環境に対応した形で提供していくという。

GUI 日本語化されたGUI

 バラクーダ・スパイウェアファイアウォールには、ユーザー規模に応じて5種類のモデルが用意されている。価格は、同時アクセス数150程度のエントリモデル「Model210」が92万4000円となっており、2006年2月1日より出荷を開始する。

 「典型的な企業の場合、従業員はたいてい3種類のアプリケーションを利用している。電子メール、Webブラウジング、それにインスタントメッセンジャーだ」とドラコ氏。そして電子メールにはスパム、Webブラウジングには不適切なWebサイトやスパイウェア、インスタントメッセンジャーにはウイルスやSPIMなど、それぞれさまざまな脅威が存在しているという。

 Barracudaではスパムファイアウォールで電子メールを、今回リリースしたスパイウェアファイアウォールでWebブラウジングを保護。さらに「2006年第1四半期にはインスタントメッセンジャーやVoIP向けの製品を提供する計画だ」(同氏)

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