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» 2005年12月14日 10時49分 公開

MS、Ajax対応の企業向けIMリリース

「Office Communicator Web Access」はAjaxをサポートし、企業はこの製品を電子メールや予定表などほかのアプリケーションとともに企業ポータルに統合できる。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは12月13日、ユーザーが離れたところで仕事をしていても、Windows以外のコンピュータを使っていてもアクセスできる企業向けWebベースインスタントメッセージング(IM)ソフトをリリースした。同社のコーポレート副社長ガーディープ・シン・ポール氏はInterop New York 2005の基調講演でこの「Office Communicator Web Access」を発表した。

 この製品は、サーバ上での変更なしでブラウザページ上で動的に変わるアプリケーションを開発できるプログラミング技術「Ajax」をサポートする。これはMicrosoftのデスクトップソフト「Office Communicator」にWebのフロントエンドを提供する。Live Communications Server 2005ユーザーは、この製品をwww.microsoft.com/rtcからすぐにダウンロードできるとMicrosoftの上級プロダクトマネジャー、ポール・ダフィ氏は語った。

 Microsoftは先に、Office Communicator Web Accessのβ版をリリースした(6月22日の記事参照)

 同製品はLive Communications Server 2005が企業のITネットワーク上で動作している場合にのみ機能するが、企業ユーザーは標準的なWeb接続を使って各種のブラウザからこれにアクセスできるとダフィ氏は説明した。MicrosoftのInternet Explorer(IE)に加え、Firefox、Safari、Netscapeからのアクセスが可能という。

 Ajaxサポートにより、企業は社員が同製品にアクセスする方法を選べるとThe Burton Groupのマイク・ゴータ氏は言う。

 同氏によると、Microsoftは以前は、標準的なブラウザページで動作するが、ユーザーがほかの方法でアクセスできるように改変できないOffice Communicator向けのWebクライアントを計画していた。Ajaxサポートで、IT部門はOffice Communicator Web Accessを電子メールや予定表などほかのアプリケーションとともに、企業ポータルの一部品として統合できるようになったという。

 「Ajaxはこの製品を開放し、開発者がこれを使ってもっと興味深いことができるようにしてくれる。この製品はただ導入してそれなりに使うというより、スタンドアロンのブラウザとして使うのがいやなら、ポータル内で利用することができる。IT部門は(Office Communicator)Web Accessの提供方法に関して多少の柔軟性が持てる」(同氏)

 AjaxはDHTMLとHTTP XMLで構成されており、1997年にIEで初めて採用された。当時この技術は開発者の間で人気を得なかったが、この1年、ユーザーが次第に複雑化するWebアプリケーションからもっとリッチな体験を求めるにつれて人気が高まっている。

 実際、Ajaxなどの開発技術は、Webベースアプリケーションをデスクトップソフトと同じくらいリッチにする役に立つとゴータ氏は話している。

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