CTCがJava/.NETに対応するSOAシステム管理製品を販売

伊藤忠テクノサイエンスは12月19日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)による業務システムを自動的に一元管理・監視する米AmberPointの製品の販売を開始した。AmberPointはWebサービス関連製品ベンダーで、同社の製品はJava、.NETの両環境に対応する。

» 2005年12月19日 12時02分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は12月19日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)による業務システムを自動的に一元管理・監視する米AmberPointの製品の販売を開始した。

 AmberPointはWebサービス関連製品ベンダーで、Webサービスで構築された各業務システムのモニタリングやログ管理といった監視を行う技術や製品をマイクロソフトやIBM、BEAシステムズといった大手SOAベンダーに提供している。

 AmberPointの管理ツールは、Java、.NET双方の環境をサポート。事前に設定した管理ポリシーに基づいてシステム間の通信状況を一元的に監視、サービスの振り分けやリソースの負荷分散、レスポンスタイムの監視、障害時の処理などを自動的に制御する。また、監視用のエージェントをシステムの外側に配置する形態のため、既存のSOA環境への導入も容易だという。擬似トラフィックをキャプチャ、処理を再実行させることで、事前検証にも役立てることができる。

 CTCは、AmberPoint製品の販売を通して、SOAを基盤とするシステム開発ビジネスを強化する。売上目標は、2006年度末までに10社。

 SOAは、業務プロセスを機能ごとに切り分けコンポーネント化することで、システムの変更や機能の追加を柔軟にし、既存システムの再利用を容易にするシステム設計手法を指す。

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