MS、月例パッチに合わせてサポート延長

顧客が月例パッチを受け取れるよう、Microsoftは製品サポート終了を数週間延長する。

» 2006年01月11日 13時55分 公開
[Ryan Naraine,eWEEK]
eWEEK

 米Microsoftは1月10日、自社のソフトサポートライフサイクルに若干の変更を加え、顧客が開発中のセキュリティパッチを受け取れるようサポート期間を数週間延長すると発表した。

 この変更は、Microsoftのエンタープライズ製品とコンシューマー製品に適用され、Exchange Server 5.5ユーザーにはすぐに適用される。

 同ソフトのメインストリームライフサイクルサポートは2005年12月31日に終了したが、サポートが若干延長されたことで、同製品のユーザーが1月のアップデートサイクルで予定されている「緊急」パッチを受け取れるようになる。

 この変更前は、Exchange 5.5ユーザーは特別なカスタムサポートプログラムを介して、金を払ってパッチを入手しなければならなかった。

 「顧客が最新セキュリティアップデートを利用できるよう、月例セキュリティアップデートサイクルに合わせてサポート終了日を変更した」とMicrosoftのサポートライフサイクルプログラム担当マネジャー、イネス・バルガス氏は語る。

 「この10〜15日間のギャップを取り除くことで、サポート終了日を顧客にとってメリットがあり、もっと一貫した、予測可能なものにする」(同氏)

 Microsoftのソフト製品のサポートはこれまで、月例セキュリティアップデートがリリースされる第2火曜日の少し前の四半期末――12月31日、3月31日、6月30日、9月30日――に終了していた。

 同社は、このタイミングのために、一部顧客がサポート終了直後にフィックスを受け取れない厳しい立場に置かれていたことを認めた。

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