SPSS、データマイニングツール「Clementine」のデスクトップ版を提供

エス・ピー・エス・エスは、データマイニングツール「Clementine」のデスクトップ版に当たる「Clementine Desktop」の提供を開始した。

» 2006年01月11日 15時20分 公開
[ITmedia]

 エス・ピー・エス・エスは1月11日、データマイニングツール「Clementine」のデスクトップ版に当たる「Clementine Desktop」の提供を開始した。これまで試験的に公共機関/非営利法人向けに提供されてきたものを、広く一般企業にも提供する。

 Clementineは、データベースやアクセスログといった複数のデータソースを元に顧客データを分析する企業向けのデータマイニングツール。GUIをベースに直感的な操作を行える点が特徴だ。

 Clementine Desktopは、Clementineの機能の一部を切り出し、PC上で動作できるようにしたスタンドアロン版のデータマイニングツール。大掛かりなクライアント/サーバ環境を構築する必要がないため、中小企業や部門/部署単位で手軽に利用できるほか、マーケッターなどによるビジネスの現状把握、顧客のターゲティングといった限定された目的にも利用できる。

 Clementine Desktopは、データの加工/分析機能を主体とした基本モジュール「Clementine Desktop Base」に、選択モジュールを組み合わせて利用する。選択モジュールとしては、分析ニーズに応じて「Clementine Desktop Classification」「Clementine Desktop Segmentation」「Clementine Desktop Association」の3つが用意されている。

 対応プラットフォームはWindows 2000/XPで、価格は最小構成で144万円から。エス・ピー・エス・エスでは初年度300ライセンスの販売を見込む。

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