楽天広場、ユーザー設定のスパム対策強化

楽天のブログサービス「楽天広場」は、スパム対策の一環としてトラックバック拒否機能の拡充を実施した。

» 2006年01月27日 15時04分 公開
[ITmedia]

 楽天のブログサービス「楽天広場」は1月26日、トラックバック拒否機能の拡充を実施した。これは、12日に実装されたトラックバック一括削除機能に続く迷惑トラックバック対策の強化(関連記事)

 今回の機能拡充により、ユーザーの設定によってトラックバックのフィルタリングを行うことが可能となった。設定は、ユーザーの「日記/記事の基本設定」にある「トラックバック」から行う。

 設定可能な項目は「禁止URLの設定」と「禁止キーワードの設定」、そして「トラックバック受け入れ制限」。

 禁止URLの設定は、トラックバックスパムを送信してくるURLを設定することで、そのURLを含むサイトからのトラックバックすべてを拒否できる機能。拒否されたトラックバックはそのまま破棄されるため、ブログや管理画面上には表示されない。1枠に1件、最大10件まで設定可能。

 禁止キーワードの設定は、受信したくない言葉が含まれているトラックバックを拒否するもの。設定したキーワードは、「ブログタイトル」「本文サマリ」「ブログサイト名称」に適用される。これも同じく、拒否されたトラックバックは破棄される。同じく1枠に1件、最大10件まで設定可能。

 これまでのトラックバック受け入れ制限は、「受け入れる」「受け入れない」の二種類のみ設定可能だったが、新たに「楽天広場ブログからのみ受け付ける」設定が追加された。この設定を利用することで、楽天広場以外のブログからのトラックバックが拒否され、すべて破棄されるようになる。ただし、これまでに受信済みのトラックバックは保持される。

 同社は、今後もスパムなど迷惑行為全般についての対応を強化していくとしており、次の対応スケジュールが立ち次第、スタッフブログで告知するという。

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