米CipherTrust、企業サイトのフィッシング詐欺を警告する無料サービスを開始

米CipherTrustは、企業向けに無料のフィッシング詐欺防止サービス「PhishRegistry.org」を開始した。自社のWebサイトを登録すれば、フィッシング用の偽サイトが作られた際に通知を受けられる。

» 2006年03月31日 11時38分 公開
[ITmedia]

 メッセージセキュリティベンダーの米CipherTrust(サイファートラスト)は、企業向けのフィッシング詐欺防止サービス「PhishRegistry.org」を発表した。

 このサービスは、自社のWebサイトの情報をPhishRegistry.orgのWebページに登録し、Webサイトを複製するといったフィッシング詐欺の試みがあった際に通知を受けられるというもの。サービスは無料で利用できる。

 フィッシングサイトは、コンテンツやデザインなどを不正コピーすることで実在の企業のWebサイトに見せかけようとするが、「Phisherprinting」と呼ばれるCipherTrust独自の類似性マッチング技術によりサイトの正当性を検証し、組織の名称を不正使用したフィッシング詐欺用の偽サイトを迅速に検知するとができる。企業はPhishRegistry.orgからの警告を基にフィッシングについて顧客に通知するなどして、詐欺による被害を未然に防げる。

 PhishRegistry.orgには、組織情報(英語)のほか、サイトのURL、顧客向けのログインページやWebサイトのロゴのURLなどを登録する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ