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» 2006年04月10日 18時16分 公開

7分で分かる3月のブログ界 (3/8)

[森川拓男,ITmedia]

 2005年末からの高負荷問題を抱えたままの「So-net blog」は、負荷軽減対策として、So-net blogトップページの「共通テーマ」欄に記載されていた共通テーマごとの登録記事数表示の削除を発表した(関連記事)。また、抜本解決策としてのアプリケーション改修は4月17日に第一弾が完了する予定だという。

 そもそもブログサービスを利用するユーザーからすれば、高負荷が一番深刻な問題といえるだろう。

 高負荷の状態であれば、ログインに支障をきたすだけではない。ログインして、記事をアップするのに何十分と時間がかかった揚げ句にタイムアウトになってしまい、書いた記事が一瞬にして消失するということもある。すぐに書けるのがブログの利点なのに、なかなか更新できないようでは、その価値が半減してしまう。そう多くの投稿が切な思いをつづっている。

 このようなブログ業界背景で、「アメーバブログ」は3月10日、スタートから1年半が経過したことを受けて、ユーザーからの要望に素早く対応することを目的とした「アメブロ改善委員会」を発足させている(関連記事)。これに合わせてアメーバブログは立て続けに機能拡張などを発表しており、今後ユーザーの生の声がどの程度反映させていくのかが注目されるところだ。この姿勢は、ユーザーにとってもうれしいはずだ。

海外スパム排除への動き加速

 コメントスパム・トラックバックスパムには大きく分けて2種類がある。日本のものか、海外からのものかの2種類だ。これまでも報じてきたように、各ブログサービスはスパム対策を実施してきている。最近、筆者が感じる傾向としては、スパマーは著名なpingサーバを常に監視しており、新たな投稿(ping)があればすぐにでもトラックバックスパムを送り込んでくるようだ。だからといってpingを送ることはやめらないため悩みどころだ。

 3月は特に、海外スパムに対する強化が目立って行われた。

 サンリオが提供するブログサービス「サンリオブログ」は3月23日、英文でのコメントスパム、トラックバックスパムの完全拒否を行ったことを発表した(関連記事)

 3月24日には関西どっとコムのブログサービス「関西どっとコムblog」が、「半角英数字のみのコメントを拒否」と「コメント内のリンク・URL数に応じたコメント拒否」の2つの方法によるコメントスパム拒否機能を搭載(関連記事)

 paperboy&co.が提供するブログポータル「JUGEM」は、急増するコメントスパムに対応する機能を次々とリリースし(関連記事)、3月27日には英数字のみのコメント投稿を拒否、そして4月3日にはコメント投稿時に画像認証による強化を行っている。

 これらに共通するのは、半角英数字のみのコメントを拒否するという姿勢だ。先月も触れたURLのみを列挙するコメントの拒否にもつながる動きだ。この対策が物語るものは、もはや英語圏からのスパムは文字単位でのマッチングで排除するには高負荷過ぎるとの判断なのだろうか。1バイト全拒否という対策が商用サービスで実装されるなど、1年前には想像できなかったものだ。

 もちろんスパム対策は、海外スパムにとどまらない。

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