デルは5月10日、シリアルアタッチドSCSI(SAS)に対応したDAS(ダイレクトアタッチドストレージ)「PowerVault MD1000」を発表、同日より受注を開始した。
「PowerVault MD1000」は、従来製品と比較して3倍以上の大容量化(300GバイトのHDD最大搭載数が14基から45基へ)、約4倍の転送速度(320Mバイト/秒から1200Mバイト/秒へ)を実現した製品。また、インタフェース規格「Storage Bridge Bay(SBB)」に準拠している点も大きなところ。価格は、26万3550円からとなっている。
主な特徴は次の通り。
- ディスクの1エンクロージャ当たりは、3.5インチSAS HDDを最大15基搭載可能。最大容量は4.5Tバイト(300Gバイト×15基)、デイジーチェーンによる3エンクロージャの接続では13.5Tバイトを実現。
- 従来のパラレルSCSIに比べ、理論値で最大4倍のスループットを実現(300Mバイト/秒×4)。
- 回転数15000rpmの36/73/146Gバイトディスクと、10000rpmの73/146/300Gバイトディスクを搭載可能。
- 3Uラック搭載型。
- ジョイントバス、スプリットバスの各種構成が可能。
- デルやEMCなど米国の代表的なストレージ企業が標準化を進めるインタフェース規格「Storage Bridge Bay(SBB)」仕様に対応。
- PowerEdgeサーバに装備されているサーバ管理ツール「OpenManage」によって一元管理が可能。また、ソフトウェアRAID(RAID 1、5)およびハードウェアRAID(RAID 0、1、5)にも対応。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.