実際のパッケージ選定プロセスを以下に紹介する。
0次選定(一般情報による検討候補のリストアップ)。実施事項は以下の通り。
・パッケージを使う意味とシステム化の位置付けを認識
・一般情報による検討候補のリストアップを実施
・候補となるパッケージ製品を深く理解し、特徴を把握する
・1次セレクションパッケージ候補の決定
1次選定 (標準機能評価)
パッケージ全体の標準機能について評価を行い、結果を点数(定量)化する。得点に基づき2次評価対象を絞り込む。この段階で実機による製品機能の確認を実施。実施事項は以下の通り。
・1次評価用のRFP(Request For Proposal)の作成
・実機による評価を実施
・パッケージの絞込みおよびパッケージ導入システムインテグレーターのリストアップの実施
評価の視点
一次RFPでの要求機能を満たしているか、提案書による評価を行った。このうち機能については実現可能性の観点から、4段階に分割した評価を行い、点数(定量)化を実施。
提案書の補足説明であるプレゼンテーションを、一次RFPでの要求機能を満たしているか、実現可能性の観点から3段階に分割した評価を行い、点数(定量)化を実施。
一次RFPでの要求機能を満たしているか、実機評価を行い、標準状態での実現可能性・操作性の観点から3段階に分割した評価を行い、点数(定量)化を実施。
上記の各評価および0次評価の調査結果から、おのおのの視点ごとに4段階に分割した評価を行い、点数(定量)化を実施。提案書評価、プレゼンテーション評価、実機評価の総括として、以下の各視点について4段階に分割した評価を行い、各評価について重み付けした点数の合計を総合評価とした。総合評価の視点としては、以下のとおりである。
(1)アピールポイント:他社との差別化要素
(2)システム開発・導入方法論:開発のしやすさ、 システム開発方法論の提案
(3)製品機能:
(4)開発/保守/システム環境
(5)導入実績
(6)パッケージベンダー評価
上記を「4.総合評価」により2次評価候補としてパッケージベンダーと導入システムインテグレーターの選定を実施。
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