IBMが主導するPower.orgは新しいロゴとブランド、命令セットアーキテクチャの新バージョン、新しいプラットフォームアーキテクチャ仕様を発表した。
米IBMが主導するPowerアーキテクチャ推進組織のPower.orgは7月24日、新しいロゴや命令セットアーキテクチャ(ISA)の新バージョンなど、普及促進に向けたプロジェクトを発表した。
新しいロゴは黒字に緑で「P」の文字をあしらい、Powerプラットフォームの継続性と変化、無限の可能性を表した。Powerアーキテクチャ技術の各種要素を網羅した共通ブランドとして、Power.orgのメンバーと顧客が製品とソリューション宣伝に活用できる。
強化型、統合型のISAとなる「Power ISA 2.03」には、仮想化、可変長エンコーディング、ベクター処理技術(AltiVec)といったPower ISA従来バージョンのさまざまな機能が組み込まれる。9月までにリリース予定。
初めて共同開発した新しいオープンプラットフォームアーキテクチャ仕様「Power Architecture Platform Reference」(PAPR)も、9月までにPower.orgのメンバー向けにリリース予定。Linuxベースの標準的なPower Architectureプラットフォーム開発のための基盤を提供する。
Power.orgには沖データの米国法人など4社と中国の上海交通大学が新たに加わり、メンバー組織は約40となった。
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