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» 2006年08月04日 07時00分 公開

自動更新経由で配布されるInternet Explorer 7.0が醸す物議とは? (2/2)

[Greg DeMichillie,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版
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 例えば、これまでに生じた問題には以下のようなものがある。

  • Microsoftは2006年7月、Windowsの海賊版や非ライセンス版を検出するためのWGA Notificationプログラムのβ版を自動更新経由で配布したことを認めている。このWGA Notificationプログラムが、ユーザーのコンピュータに関する情報をユーザーの同意なしでMicrosoftに送り返していたことが判明したため、このプログラムはスパイウェアだとして、Microsoftは2件の訴訟を起こされている。
  • Microsoftは2006年5月、一部のHewlett-Packard(HP)製コンピュータとNVIDIA製グラフィックスカードで問題が生じたために、パッチを再発行しなければならなかった。
  • Microsoftは2004年2月、あるWindowsフォントに関して「重大」なアップデートを配布したが、実際には、このフォントには何らセキュリティリスクは存在せず、アップデートは「不快感を与える可能性のある記号を排除するため」のものだった。

 また、自動更新経由で配布されたプログラムではないが、Microsoftは2006年7月には、Small Business Server 2003 R2をめぐり、「一部のコアOSコンポーネントに関して、誤って、間違ったバージョンが混入した」との理由から、最初のリリースをリコールしている。

 IE7など、自動更新を介して配布されるさまざまなアップデートで今後も同じような間違いが起きるようであれば、自動更新をめぐる状況はますます悪化し、このサービスを無効にしようと思うユーザーが増えるだろう。そうなれば、この先、セキュリティパッチを受け取らないユーザーが増えることになりかねない。

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