ダイエー、ユニファイドでワークスタイル変革へ

ダイエーは、本社移転を機にユニファイドコミュニケーションシステムを導入した。地方の事務所や店舗との会議をIP電話で行ったり、ワンクリックで電話をかけ、テキストのメッセージを残すなど、ワークスタイル変革が狙い。

» 2006年08月11日 13時14分 公開
[ITmedia]

 ダイエーは、東陽町への本社移転を機にユニファイドコミュニケーションシステムを導入した。地方の事務所や店舗との会議をIP電話で行ったり、ワンクリックで電話をかけ、テキストのメッセージを残すなど、ワークスタイルを改革し、生産性と顧客対応能力の向上を図る。シスコシステムズが8月11日発表した。

 本社と多摩のデータセンターに呼制御サーバ「Cisco Unified CallManager」を二重化して設置。コアスイッチには「Cisco Catalyst 4948」を採用し、端末には「Cisco Unified IP Phone 7961G」1250台、「Cisco Unified IP Phone 7970G」50台、「Cisco Unified IP Phone 7912G」100台の合計1400台を導入した。

 アプリケーションには、システム設計・構築を担当したユニアデックスの「IPフォンナビゲーター」を導入。PC画面上から電話したい相手を検索し、ワンクリックで電話をかけたり、メモ機能を利用してプレゼンスを登録できる。不在時には相手の電話のディスプレイ上にテキストによるメッセージを残せるようになったという。

 今後は、地方の事務所や店舗にボイスゲートウェイを設置し、既存のPBXを残しながら拠点間のIP化を進める。将来的には、店舗の情報端末にIP電話を活用するなど、一層のワークスタイル変革を図っていくことも検討している。

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