SRA、「SOA開発基盤 ASIMA」を販売開始

SRAは、SOA/Webサービスを利用して企業システムを構築・運用するための「SOA開発基盤 ASIMA」を開発、販売を開始した。

» 2006年09月15日 15時51分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 SRAは、「SOA開発基盤 ASIMA」を開発、販売を開始した。ASIMAは「Application and Service Integrating Middleware Assemble」の略。

 SOAの実行基盤というと、ESBにWebサービスなどのサービスコンポーネントをつなぎ、その実行をBPEL言語でコントロールする、という仕組みを各ミドルウェア上で提供するのが一般的な構成となる。SRAでも従来からSOA実行基盤として、Geronimoのサブプロジェクトで多様な機能を持つServiceMixのほか、Tomcat、ActiveMQ(メッセージブローカー)、PXE(BPELエンジン)などオープンソースソフトウェアのみを組み合わせたものを無償で公開していた。

 この無償版には開発環境が用意されていないため、今回、開発環境としてEclipseと豊富なWebServicesサポート機能を持つプラグイン「WTP」、SRA独自の開発フレームワーク「Http2WS」の試用版などを追加し、「SOA開発基盤 ASIMA」として販売を開始した。

 価格は1ライセンス40万円。すでに無償版でSOAシステム構築を試行した企業や、新たにSOA導入を検討している企業、自治体に対し、営業展開していく計画で、年度内に100本の販売を目標としている。

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