日本ルーセントの藤田社長がアルカテル/ルーセント統合会社社長に就任

米Lucentと仏Alcatelは10月24日、両社合併後の統合会社の日本法人に日本ルーセントの藤田社長が就任すると発表した。

» 2006年10月24日 15時08分 公開
[ITmedia]

 通信機器大手の仏Alcatelと米Lucent Technologiesは10月24日、両社の合併後の統合会社の代表取締役社長に現日本ルーセント・テクノロジー社長の藤田 聰(さとし)氏が就任することを発表した。藤田氏は、統合会社の日本市場でのビジネス全般を統括する。

 AlcatelとLucentは4月に両社の合併を発表していた。2006年内に合併取引を完了する予定で、日本アルカテルおよび日本ルーセントの統合は2007年以降になるとみられるが、統合会社の日本法人社長が内定したことになる。なお、統合会社の社名はAlcatel Lucentとなる。

 統合会社の社長に就任する予定の藤田氏は、日本電信電話公社(現NTT)において、営業、マーケティングから経営戦略まで各分野で指導的な役職を果たし、退社後はNTTコミュニケーションズやNTTドコモの役員を歴任、2005年7月に日本ルーセントの社長に就任した。通信業界において約37年間のキャリアを持つ。

 藤田氏は今回の発表に際し「両社の合併により、真にグローバルな通信ソリューションプロバイダーが誕生する。合併で拡充される製品ラインナップとサービスの提供を通じて、日本におけるユビキタス社会の実現、(主要顧客である)通信会社各社の次世代ネットワーク(NGN)の構築に貢献できるよう尽力する」とコメントしている。

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