北海道のベンチャープロジェクトをマイクロソフトが支援

北海道、札幌市、北海道ソフトウェア技術開発機構による「フロンティアベンチャー育成プロジェクト実行委員会」が、同「フロンティアベンチャー育成プロジェクト with マイクロソフト」の新規および継続支援事業を決定した。

[ITmedia]

　11月28日、北海道、札幌市、北海道ソフトウェア技術開発機構による「フロンティアベンチャー育成プロジェクト実行委員会」はマイクロソフトと提携し、平成16年6月から実施している「フロンティアベンチャー育成プロジェクト with マイクロソフト」の新規および継続支援事業を決定した。

　新規支援事業は「コンピューターリテラシー教育のための自動化支援システムの開発」（事業者：ネクストウェーブ）で、コンピューターリテラシー教育における教材提示、出席管理、レポート採点、成績管理といった授業運営全体の自動化を目的としたシステムの構築・開発を行う。従来のWBT（Web Based Training）における穴埋め式の出題とは異なる記述式レポートの出題、自動採点を実現することで、より高いレベルでの授業を通じた生徒の学力向上に貢献する。将来的には、教育現場だけでなく、職業訓練所や企業における社内研修、人材派遣会社でのスキル向上などに対応した次世代型のWBTシステムを構築し、ASPによる事業化を目指すという。

　また継続支援事業については、以下の3件を進めていく。

1. 「地すべり監視システムへのGIS導入」（アンフィニーシステム）
2. 「携帯電話向け掲示板の人的監視システム「コミュニティキーパー」の開発」（メディア・マジック）
3. 「C／S型GISと連動するPDA-GIS開発」（ヒューネス）

　上記の4社に対して、マイクロソフトより以下の支援が提供される。

• 開発用ソフトウェア、開発用ツールの提供
• 技術的質問に対する専用窓口の設置
• トレーニングやカンファレンスへの招待
• Microsoft米国本社における研修への招待
• マーケティング活動支援（広報宣伝、プログラムロゴの使用許諾、支援企業紹介カタログへの掲載など）