会津大学、マイクロソフト、エフコムは、大学のトレーニングや研究会を通じて技術者を育成、福島県の地場産業の活性化を図るという。
会津大学、マイクロソフト、エフコムは9月5日、公開トレーニングやITイベントを通じて福島県の地場産業の活性化を図ることで合意した。産学連携の体制でIT産業における「人材育成」と「ビジネスの集積」を支え、その活性化を通じて福島県域の産業活性化に貢献することを目指す。
この取り組みでは、マイクロソフトの技術である.NETを活用できるエンジニアを育成するとともに、地域密着のイベント開催などで「会津のITブランド化」を実現していく。
具体的な活動は、(1)会津大学での「.NET公開講座」開講、(2)地域住民を対象にITでの地域活性化を考えるイベント「ITサマーキャンプ」(仮称)の開催、(3)研究会設立、となる。
(1)は、学生や社会人向けにC#を利用したプログラミングの習得を図るもの。MSはカリキュラム作成や講師の派遣を行い、またエフコムは会津大学生のインターンシップや学生の就職受け入れを行う。(3)は、県内ベンチャー企業や会津大学卒業生の.NET技術者を中心に技術情報交換を行う「.NET研究会」(仮称)を立ち上げる。さらに、技術ノウハウが蓄積された時点で、国内や海外から.NETによる開発案件を受託する開発センターの設立も検討するという。
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