顧客の95%はMicrosoftとNovellの提携を支持――米調査

MicrosoftとNovellの提携は業界を揺るがしたが、大口企業ユーザーの多くは相互運用性向上を歓迎している。

» 2006年12月13日 07時41分 公開
[ITmedia]

 Windows ServerとSUSE Linux Enterpriseの相互運用性強化を目的としたMicrosoftとNovellの提携をユーザーは非常に高く評価している――。米Microsoftと米Novellは12月11日、こんな調査結果を発表した。

 この調査は両社の依頼でPenn, Schoen & Berland Associatesが実施したもの。11月17〜20日の期間中、PCを500台以上所有する企業のIT部門管理者201人を対象に行われた。

 調査によると、回答者の95%は2社の提携を支持すると答えた。また87%は、Linuxの主要ディストリビューターとMicrosoftが互いに協力しあうことが顧客にメリットを与えると回答。5人中4人が、LinuxとMicrosoftの関係がより緊密になれば、Linuxディストリビューターとの取引を増やすことを検討するという。

 回答者全体の3分の2以上に当たる67%が、「MicrosoftとNovellの提携によってSUSE Linuxの導入を検討する可能性が高まった」と回答。現Red Hatユーザーからの回答に絞ると、この割合はさらに高い79%だったとする。

 回答者の97%は、システムの相互運用性向上を望んでいる。プロバイダー同士が協力してシステムの相互運用性を高めること、またエンドユーザーがLinuxとWindows環境の両方で使用可能なツールを提供することが、プラットフォームプロバイダーに求められている。

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