KCCS、高精度の法人向けGPSサービスを開始

KCCSは、3秒間隔で高精度に補足したGPSデータを提供する位置情報サービスを開始した。車両管理からコンプライアンス対応まで、幅広く活用できるという。

» 2007年01月22日 20時07分 公開
[ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は1月22日、法人向けの位置情報サービス「SAVE PLATFORM」を開始した。顧客対応や車両管理などの幅広い業務に活用できるという。

 同サービスは、慶應義塾大学環境情報学部の武藤佳恭教授とジーシーシーの共同研究を商用化したもの。KCCSがKDDIの「CDMA 1X WIN」網を利用して提供する高速データ通信サービス「KWINS 3G」を活用し、ASP形式で提供する。

 ユーザーの持つGPS端末から約3秒間隔で取得した位置/速度/方位/時刻などのデータを、KWINS 3G経由でKCCSのデータセンターに転送する仕組み。ユーザーは、独自のGPSシステムを構築/運用する手間やコストを軽減でき、GPSを活用した顧客対応システムや車両の運行管理などを効率的に行える。またコンプライアンスの証明データとしての活用なども期待されている。

 利用参考価格は、1端末あたり月額9000円(税抜き、標準的な設定費、通信料などを含む)。流通やサービス業、官公庁、運送業などを対象に、今後1年間で8億円の売り上げを見込む。

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