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» 2007年02月15日 21時20分 公開

アッカ・ネットワークス、モバイルWiMAXは山間地域からスタート

2006年業績は、DSL加入数の減少が影響したものの、光サービスやWiMAX、映像サービスの成長が期待されている。

[國谷武史,ITmedia]

 アッカ・ネットワークスは2月15日、2006年12月期(2006年1月〜12月)の通期連結業績ならびに2007年の事業展開を発表した。法人向け光回線サービスの拡大やWiMAXの事業化を推進する。

 2006年12月期業績は、売上高が388億2900万円、経常利益が19億800万円、純利益が10億6100万円となった。2006年11月発表の業績予想に対し、売上高は未達なものの、経常利益と純利益が上回った。

「個人向けDSLサービスの加入減が影響したが、コスト改善効果で利益を確保した」(坂田好男 代表取締役社長)という。

坂田社長 坂田好男社長

 2007年の事業展開では、法人向け光回線サービスの強化とWiMAXサービスの事業化、映像配信事業の強化を掲げる。

 個人向け回線サービス(DSL/光)の加入減少が続く一方、法人向けサービス(同)は堅調に推移する。2006年の法人加入数は、前年比17%増の4万9500加入(うち光回線は500加入)となった。法人向けの光回線サービス対応局数は、2006年末に702局を数える。「すでに大口案件の話もあり、2007年は法人向けの販売に弾みが付いた」(湯負p彦 代表取締役副社長)と話す。

加入推移 個人と法人の加入推移

 注目されるWiMAXについては、3月から新潟県で山間地域における実証実験を開始する(関連記事参照)。WiMAXの事業免許を取得した場合、山間地域を中心に地方でのエリア拡大を優先し、最終的に都市部でサービス展開していく考えを明らかにした。

WiMAX戦略 WiMAXのエリア戦略

 都市部では収益性が高い反面、基地局整備などの投資負担も大きなものになるため、「まずは地方での面展開を優先する。都市部はある程度のエリアをきちんと整備できた段階でサービスを提供したい」(坂田副社長)という方針だ。

 また坂田社長は、「海外でスマートフォン人気が急拡大しているが、日本ではWiMAXがその人気を支えるのではないか」と、WiMAXサービスの見通しについて述べた。

 このほか、1月から相次いで開始した法人向けの映像配信プラットフォーム事業や投稿型映像コミュニティサイト「zoome」が順調なスタートを見せているという。

 2007年12月期の通期連結業績は、DSL加入の減少が続く見通しだが、これらの事業展開により、売上高366億円、経常利益19億円、純利益14億円を予想している。

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