シスコ、ドコモの法人端末に対応したコミュニケーションサービスを開始

企業内コミュニケーションを円滑にするとして注目されるシスコのCisco Unified Communicationsがドコモのビジネス端末に対応した。

» 2007年03月02日 14時56分 公開
[ITmedia]

 シスコシステムズは3月2日、NTTドコモの法人向けFOMA/無線LANデュアル端末「N902iL」に対応したIPコミュニケーションサービス「Cisco Unified Communications」を開始すると発表した。

 同サービスは、シスコが提供する企業向けコミュニケーションソリューション「Cisco Unified Communications」(関連記事参照)で提供される機能を、N902iLから利用できるもの。

 これにより、社内では無線LAN網に、社外ではFOMA網に接続して、卓上IP電話と同様にN902iLで発着信や転送、ボイスメッセージなどが行える。また、インスタントメッセージングといったビジネス向けに提供されているiモードアプリを利用できる。

 Cisco Unified Communicationsは、社員のプレゼンスやステータス(在席状況や連絡の可否など)のデータから、電話やメール、メッセージングなどの相手への最適な連絡手段を提供する。IPベースのため、通信コストを削減できるメリットがある。

 モバイル環境からも利用できることで、連絡のロスをなくしたり、社員同士のコミュニケーションがさらに円滑になるため、社員の生産性を高めることができるという。

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