Windows Mobile 春の大キャンペーン――法人も学生も、女性もユーザーに(2/2 ページ)

» 2007年03月07日 18時23分 公開
[國谷武史,ITmedia]
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法人から女性まで、キャリアの動向

 Windows Mobile端末を展開するキャリア各社から、現状や今後の施策が紹介された。

 NTTドコモは、4月から法人向けのデータ通信定額サービス「Bizホーダイ」を開始する(関連記事)。また、hTc Z向けのアプリケーション開発も行い、3月下旬頃から企業や個人のビジネスユーザー向けに提供を始めるという。法人営業本部の永田圭之進開発戦略担当は、「キーボードやプリンターなど、hTc Zと連携可能な製品開発を関連各社と進めている」とコメントした。

bizアプリ NTTドコモがhTc Z向けに開発を進めているビジネスアプリケーション(一部)

 ウィルコム サービス計画部の須永康弘課長代理は、「W-ZERO3が新たなライフスタイルとして注目を集めた」と人気の効果を説明。ビジネス利用にとどまらず、FM放送のJ-WAVEやスカパーとの連携でインターネット放送に対応するなど、生活シーンに溶け込むサービスを開発した。「今後もW-ZERO3らしさが進化する」(須永氏)という。

 X01HTを展開するソフトバンクモバイルは、購入者の80%以上が男性だ。マーケティング本部の片桐正道課長は、「カラーバリエーションと携帯電話機能の強化でユーザーのすそ野を広げる」と話す。3月16日からホワイト色端末を発売するほか、携帯電話メールサービス「S!メール」に対応する。「女性や就職活動中の学生などへ,、新たな情報活用スタイルを提案したい」としている。

ユーザー動向 X01HTの購入者動向。入力しやすさや無線LAN対応が購入の決め手になっているという

 3月31日にサービスインするイー・モバイルは、Windows MobileのWebブラウジング機能を独自にチューニング。「ワイドVGA画面と下り3.6Mbpsの高速データ通信を活かす快適なWeb利用を追求した」(松坂貴弘移動機統括部長)という。また東名阪以外のサービスエリアとして、2007年度中に札幌や仙台、新潟、広島、福岡など、すべての政令都市が加わることが明らかにされた。

 最後に梅田氏は、「国内のスマートフォン市場拡大を受けて、米国本社も日本向けWindows Mobileの展開を非常に重視している。今後は日本市場に最適化された高機能なバージョンなども提供されるだろう」と話した。

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