F-SecureのWebアプリファイアウォールをアプライアンス化――スワットブレイン

スワットブレインは、エフ・セキュアのLinux向けWebアプリケーションファイアウォール「F-Secureサイトガード」を、ハードウェアと一体化した製品として販売する

» 2007年03月20日 12時43分 公開
[ITmedia]

 セキュリティベンダーのスワットブレインは日本エフ・セキュアと業務提携し、Webアプリケーションファイアウォール機能を搭載した「SiteGuardアプライアンス」を3月20日より販売開始した。SiteGuardアプライアンスはエフ・セキュアが開発した「F-Secureサイトガード Linuxサーバ版」をハードウェア化したもの。

画像 SiteGuardアプライアンス

 近年、ECサイトなどでSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといったWebアプリやWebサービスの脆弱性を狙った攻撃を受けるケースが増えており(関連記事)、従来のファイアウォールやIPS(不正侵入防御システム)などでは防げないアプリケーション層のアタックを防ぐ手段として、Webアプリケーションファイアウォールの需要が高まっている。

 SiteGuardアプライアンスは、WebアプリファイアウォールのF-Secureサイトガードを文字通りハード/ソフト一体型のアプライアンス型にすることで、導入の手間を省きメンテナンス性を向上させた。ファイアウォール用の定義ファイルはラックが提供するものを利用。透過モードで動作させることができ、導入時にネットワーク構成を変更する必要がない。また耐障害機能として、バイパス回路/Watchdogタイマーによるフェイルセーフ機能を備える。

 価格は税抜きで298万円、オプションのログ解析機能が23万円となる。

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