BtoBtoCで攻めの経営を支援する――NTTドコモ企業力を高めるモバイルソリューション(2/3 ページ)

» 2007年04月02日 07時00分 公開
[國谷武史,ITmedia]

モバイルで企業をデザインする

ITmedia これからモバイルで業務改善を図りたいという企業も数多く存在します。

真藤 これまでにも業務改善のために数多くのソリューションメニューを開発してきましたが、最終的には顧客企業の業績向上を支援するというのが我々の目標です。

 まずは、効率化やコスト削減を実現するためのお手伝いをし、次のステップとして攻めの経営を支援していく。このように総合的な視点でもって、顧客企業の成長ためにモバイルとして貢献できるサービスを提供します。

企業の潜在力をモバイルで引き出す。それがドコモ流の「モバイルデザイン」だと話す

 改善を図るために、社内の基幹インフラを含めてシステムを丸ごと変えてしまうのではなく、今ある強みをモバイルでさらに高めて業務環境を改善していくという考えです。我々は、これを「モバイルデザイン」と呼んでいて、企業の成長デザインをモバイルで描けるようなお手伝いをします。

ITmedia モバイルニーズの持つ企業に対して、どのようにアプローチされるのですか?

真藤 反省材料でもあるのですが、かつては我々が開発したサービスが先にあり、それを企業に使ってもらうという部分が少なからずありました。これでは、企業に貢献できるサービスを提供できません。

 まずは企業が何を求めているのかを聞く。次に改善や成長を目指す部分の内容を熟知する。そしてサービスを開発します。今ではコンサルティングから始まるケースがほとんどですね。

 また以前は、商品やサービスのほとんどをドコモが用意するというケースも珍しくありませんでした。しかし企業の顧客(=エンドユーザー)までを視野に入れた場合、当然ですが他社の携帯電話もたくさん使われています。

 企業ニーズに的確に応えるために、今ではマルチベンダー対応を積極的に推進しています。ドコモに限定することなく、他社の携帯電話にも対応したサービスを提供しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ