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» 2007年04月05日 20時13分 公開

落したデータをユーザーが消せるMobile Suiteを発表

紛失した携帯電話のデータをユーザー自身が消去でき、社内データを安全に利用できるIntellisync Mobile Suite 8が発表された。

[ITmedia]

 インテリシンクは4月5日、モバイル端末と社内システム間でデータを同期する製品の最新版「Intellisync Mobile Suite 8」(IMS8)を発表した。ユーザーレベルの操作性やセキュリティ、ASPサービスの対応強化を図り、5月15日に発売する。

Intellisync Mobile Suiteで可能なモバイルオペレーション

 まず、セキュリティ面ではユーザーが管理者に作業を依頼しなくても、紛失した携帯電話端末を遠隔で操作できるようになった。これはメールのプッシュ配信機能などを利用するもの。ユーザーは紛失に気付いた時点で、Webから端末へメールを送信し、自動的に端末のリセットやデータ消去を行うことができる。

モバイル最大の危機管理となる端末紛失時の対応はIMSが一番に強みとしている部分だという

 またSymbian OSの「S60-3rd Edition」もIMS8からサポートされた。これにより、Symbianのスマートフォンのデバイス管理機能を最大限利用できるようになる。紛失・盗難対策やバックアップ、ソフトウェアの配布・更新などが効率的に行え、モバイル端末管理者の負担が大幅に軽減化されるという。

PCのようにメールが使える

 IMS8には、S60-3rd Edition用の独自のクライアントメールソフトが搭載されている。これにより、PCのメールソフトと同等の操作がモバイル端末でも可能になった。

 このソフトでは、受信トレイでサブフォルダを利用できるため、送信者や件名などから受信メールを指定したフォルダに振り分けて保存し、必要なメールをすぐに確認することができる。検索機能も強化され、探したいメールやデータを、日付や送信者、キーワードから、端末内の保存場所や受信トレイのサブフォルダを含めて検索できようになった。

 またSymbian端末でのドキュメントデータ利用も、Windows系端末と同程度の操作性が実現する。スケジュールだけでなくWordやExcelなどのデータをリアルタイムにモバイルと社内システム間で共有できるため、マルチベンダー環境のユーザー企業でデータの同期利用がしやすい形となった。

荒井真成代表取締役社長

 荒井真成代表取締役社長は、「端末の高機能化やセキュリティポリシーの適用強化、ソフトウェアの汎用化に伴うよるコストダウンが企業のモバイル化を進めている。IMS8の登場でASPサービスも強化され、大手からSOHOまですべての企業のモバイル化を支援できるソリューションが実現した」と話す。

 ASPサービスでは、ウィルコムが4月16日から開始する「WILLCOM Mobile Sync」サービス(関連記事)でIMS8をプラットフォームとして利用する。また、インテリシンクのパートナー企業8社がすでに提供するASPサービスでもIMS8をプラットフォームとして導入が検討されている。既存ユーザーもIMS8の新機能を利用できる見込みだ。

 IMS8では、発売直後にWindows VistaやMicrosoft Exchange 2007への対応を予定しており、2007年初夏の発売が予想されるWindows Mobile 6と搭載するスマートフォン端末(関連記事)にも早期に対応するとしている。

 導入は50ユーザーからで、1ユーザー当たりに価格はメールのプッシュ配信を行う「Wireless Email」が1万2600円、端末管理機能の「Device Management」が9450円、ファイル同期の「File Sync」が9450円、アプリケーションを同期化する「Application Sync」が1万6800円となっている。

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