Jストリームと日本SGI、企業放送局の実現で業務・技術提携

Jストリームと日本SGIは、企業がネット上で自社の放送局を設置することを支援するビジネスに関連する業務・技術提携に関して合意を発表、コンテンツ管理・配信で両社のソリューションおよびサービスを融合させていく。

» 2007年04月09日 15時27分 公開
[ITmedia]

 Jストリームと日本SGIは4月9日、企業がネット上で自社の放送局を設置することを支援するビジネスに関連する業務・技術提携に関して合意したと発表した。

 Jストリームは、ストリーミング配信技術やノウハウを基盤とする国内最大手の映像配信事業者。「インターネット企業放送局」を提唱しており、その構築支援サービスを提供する。

 一方、日本SGIは、HPC領域などに代表される大規模サーバの構築や、大容量アーカイブシステムを構築・運用してきた実績をベースに、近年では、主にB to Bの分野でデジタルコンテンツの制作・編集からコンテンツ管理・保存、著作権管理、セキュリティ、さらにはコンテンツの配布・公開までの工程をカバーするコンテンツ・ライフサイクル・マネジメントのソリューション、「SiliconLIVE!」を提供している。

 SiliconLIVE!を通じて、企業内にある各種情報をコンテンツとして活用して情報発信をする「企業が放送局になる時代」を提唱する日本SGIだが、上記のようにJストリームの提唱している内容と一致する部分もあることから、両社が相互補完することで、高い付加価値が提供できると判断して今回の提携に至った。

 この提携に基づき、Jストリームの安定配信の技術やWebサイト構築、展開のノウハウと、日本SGIのコンテンツ総合管理の技術とノウハウを融合し、高品位ネットワークの上で高度で使いやすいコンテンツ制作・管理そして配信までのトータル・サービスを実現するために協力するほか、日本SGIが筆頭株主であるメディアエクスチェンジ(MEX)のインターネット接続サービスを利用し、コンテンツ配信基盤をさらに強化するとしている。

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