近い将来、向江氏はPCインターネットと携帯インターネットが逆転すると予想する。「今の10代は携帯電話でWeb文化を学んでいる。彼らにとっては、PCの『Yahoo!』よりも携帯ゲームに特化した『モバゲー』(ディー・エヌ・エー)や携帯版『mixi』などの方が身近だろう」と向江氏。
数年後に彼らが社会人としてビジネスで発言権や決裁権を持つようになれば、PCと携帯電話の重要性が反転するのは明らかだとしている。
今後の展開について向江氏は、「Web2.0」のような携帯電話マーケティングで成功した企業のノウハウや情報をユーザー企業が共有・活用できる仕組み、また携帯電話を起点にしてPCにも展開できるようなサービスを目指すという。
向江氏は、「まだまだPCと携帯電話のインターネットは同類だという意識が企業には多い。PCと携帯電話はまったく違うメディア。ノウハウ共有やエンドユーザー視点に立って企業が成功するためのサービスをこれからも提供していく」と話している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.