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» 2007年04月18日 12時54分 公開

日本オラクルの製造業向け製品発表:オラクルが説く「すし屋の大将」のススメ! (1/3)

日本オラクルは4月17日、組み立て製造業向けアプリケーションの拡充を発表した。

[大西高弘,アイティセレクト編集部]

本来の「ビッグバン導入」が可能に

 日本オラクルは4月17日、オラクルの業務アプリケーション最新版「Oracle E-Business Suite Release 12」のサプライチェーン・マネジメントにおける組み立て製造業向けアプリケーションの拡充として、生産管理実行システム「Oracle Manufacturing Execution System For Discrete Manufacturing」と「有償支給」をサポートする機能の提供開始を発表した。

 このバージョンは包括的なビジネス・アプリケーションのセットである「Oracle E-Business Suite Releace 12」のオプション製品として位置づけられる。製造業の情報システムでは、ERPやSCMから流れてきた情報を生産現場での活動に生かすシステムが必要となる。この業務管理系のシステムと生産現場の橋渡しをするシステムがMES(Manufacturing Execution System)と呼ばれる製造実行システムである。

 これまで、製造業企業において、「Oracle E-Business Suite Release 12」を導入する際、ユーザーはMESに関して、他社製品を導入するしかなかったが、「Oracle Manufacturing Execution System For Discrete Manufacturing」のリリースによってその必要がなくなる。

オラクルにおける製造業向けアプリケーションの拡充概要

 日本オラクル常務執行役員、エンタープライズアプリケーション営業統括本部長 桑原宏昭氏は、「グローバル展開をする大手製造業から、特に需要が高かったのは、人事、会計、購買、調達、生産管理を包含した当社製品のビッグバン導入で、業種としては自動車、電機・精密機器、一般製造に及ぶ組み立て系の企業だった」とし、今回のアプリケーションの拡充は、グローバルでの効率化を目指す企業のニーズに応えるものと位置づけた。

日本オラクル、桑原宏昭氏

 また、桑原氏はグローバル展開をする日本の製造業について、「IT投資意欲は調査会社の資料でも順調に伸びが予測されており、当社でもその感触ははっきりと感じている。しかし、業績は順調だが、顧客の多くは『油断をして先読みを誤ればいつでもレースから脱落してしまう』という不安を抱えている」と話す。まさに崖っぷちを走り続けるしかない厳しい状況の中、各企業が求めているのは、さらなる効率化を実現する経営の仕組みであり、それを支えるソリューションというわけだ。

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