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» 2007年04月23日 22時31分 公開

ドコモの新サービスで仕事の電話代を請求する方法

日頃から個人の携帯電話を仕事にも使うユーザーは数多くいることだろう。NTTドコモが始める2in1サービスは、1台で2つの番号やメールアドレスを使い分けられて便利だが、電話料金はどのように管理すればよいのだろうか。

[國谷武史,ITmedia]

 NTTドコモが4月23日に発表した「2in1」サービス(関連記事)は、1台の携帯電話端末で2つの電話番号とメールアドレスを利用できる新しいサービスだ。個人の携帯電話を仕事にも利用するユーザーには、プライベートモードと仕事モードを簡単に切り替えて利用できる。それでは電話料金をどのように管理すればよいのだろうか。4月23日時点の情報を基に探ってみた。

Aモード Bモード デュアルモード
発信番号 Aナンバー Bナンバー 発信時に選択
履歴 Aナンバー Bナンバー A・B個別
送信メールアドレス Aアドレス Bアドレス 両アドレス
受信メールボックス Aアドレス Bアドレス 両アドレス宛て
電話帳 Aモード用 Bモード用 全件表示
待受画面 Aモード用 Bモード用 デュアルモード用
2in1サービスの各モードで管理できる項目

 このサービスでは、従来から契約している番号やメールアドレスを「Aモード」として、新しく取得する番号やメールアドレスを「Bモード」として、端末の設定を切り替えながら利用する。例えば、プライベート用なら「Aモード」、仕事用なら「Bモード」と設定して使い分けるイメージだ。また、2つのモードを同時利用する「デュアルモード」も設定できる。

 仕事用のBモードで利用した電話料金は、ぜひ通信費として会社に請求したいところだろう。結論からすると、しばらくの間は通話料金のみを請求できる形となるようだ。その際には、2in1サービスに適用される料金体系や仕事用の電話番号をきちんと会社に説明することが求められる。

 2in1サービスでは、Bモードで利用した電話料金(通話料、パケット通信料など)は、Aモードの電話番号で契約している料金プランが適用される。Bモード用に新たな料金プランを設定することはできず、基本的にAモードとBモードの利用を合算した形で料金が請求される。なお、無料通話分もAモードとBモードの合算になるという。

 利用明細は、Aモードの場合では通話料やパケット通信料、オプションサービスの利用料などの項目が従来通りの形で提示される。しかし、Bモードの場合ではBモードの電話番号で発信した通話料のみが提示される。Bモードの電話番号やメールを仕事に利用する場合、会社側に請求する経費証明書類として提出できるのはBモードの通話料明細だけになることが予想される。

会社名義の場合は?

 NTTドコモでは、FOMA端末で複数の電話番号を使い分けることができる「マルチナンバー」サービスを2005年秋から提供している。会社から支給された携帯電話をプライベートにも使うユーザーの場合、マルチナンバーサービスによって「会社の代表番号」「所属部署の番号」「私用の番号」という形で複数の電話番号を使い分けているだろう。

サービス名 2in1 マルチナンバー
月額利用料金 945円 525円(1番号当たり)
追加できる電話番号数 1 2
追加できるメールアドレス 1 なし
追加番号の利用明細 通話料のみ 通話料のみ
複数の電話番号を利用できる2in1とマルチナンバーのサービス比較 ※マルチナンバーは同月内に3回以上の付加番号の申し込み・廃止・番号変更が発生した場合、1050円の事務手数料がかかります。

 2in1サービスの開始に伴って、マルチナンバーからの切り替えも想定される。両者の違いは、月額利用料と追加できる番号数、メールアドレスを追加できるかどうかという点になる。

 NTTドコモの説明によると、2in1サービスとマルチナンバーサービスを併用することはできないとのこと。どちらのサービスを利用するのかは、使い方をしっかりと把握した上で検討することが必要になりそうだ。

 仕事とプライベートでそれぞれに使った料金は別個に管理できればベストだが、NTTドコモの担当者は「そのようなニーズも想定されるが、まずは2in1サービスの利用状況を見て、メールやパケット通信料の分計明細サービス化を検討したい」と話している。

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