IntelとSTMicro、フラッシュメモリの合弁会社設立

Intel、STMicroelectronics、Francisco Partnersの3社が、フラッシュメモリメーカーを設立する。

» 2007年05月23日 08時03分 公開
[ITmedia]

 米Intel、仏伊半導体メーカーSTMicroelectronics、米投資会社Francisco Partnersは5月22日、フラッシュメモリ事業を展開する新たな企業を共同設立することで合意したと発表した。昨年のIntelとSTのフラッシュメモリ事業の売り上げは合わせて約36億ドル。新会社は携帯電話、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、PCなどさまざまな家電製品や産業機器向けにフラッシュメモリを開発する計画だ。

 合意に基づき、STはNAND型フラッシュメモリ開発合弁会社の所有権、NOR型を含むフラッシュメモリ資産を新会社に売却。IntelもNOR型フラッシュメモリ資産などを新会社に売却する。引き換えにSTは新会社の株式48.6%と現金4億6800万ドルを、Intelは45.1%の株式と現金4億3200万ドルを取得する。Francisco Partnersは新会社に1億5000万ドルを出資し、6.3%に相当する転換優先株を取得する。

 新会社のCEOにはIntelのフラッシュメモリ部門ジェネラルマネジャーを務めるブライアン・ハリソン氏、COOにはSTのフラッシュメモリ部門担当副社長のマリオ・リチアルデロ氏が就任する。本社はスイス、従業員は全世界で約8000人となる。

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