日本ビジネスオブジェクツは、BIプラットフォームのマイナーバージョンアップ「BusinessObjects XI Release 2 Productivity Pack」を発表した。多様なデータソースからOLAPデータを収集して閲覧できるWebベースのワークスペースを新搭載した。
日本ビジネスオブジェクツは5月23日、BI(ビジネスインテリジェンス)プラットフォームのマイナーバージョンアップにあたる「BusinessObjects XI Release 2 Productivity Pack」を発表した。多様なデータソースからOLAPデータを収集して閲覧できるWebベースのワークスペース「BusinessObjects Voyager」を新たに搭載。同社製品上のBIコンテンツの情報検索性を高めたほか、Microsoft Officeとの連携を強化などを図った。
新たに追加されたBusinessObjects Voyagerは、高度な分析を必要とするアナリスト向けのOLAPフロントエンド。Ajaxを活用したWebアプリケーションとなっているため、Webベースであっても直感的な操作を行える。これまで同社は「Crystal Reports」「Web Intelligence」といったレポーティングツールを提供していたが、これを使うことで高度な分析を行いたいアナリストでもWebベースで分析・閲覧が可能になる。
またキーワード検索の機能を強化し、検索結果を絞り込めるほか、情報がヒットしない場合には入力したキーワードから新しいクエリーを自動的に生成され、新たにBIドキュメントを作成することもできる。
Microsoft Officeとの連携も強化し、Officeソフトをフロントエンドにして、クエリーを作成したり、新たにWeb IntelligenceのレポートパーツをOfficeに取り込むことが可能になった。
そのほか、同社製品のデータソース統合レイヤであるユニバースベースのクエリーをWebサービスとして公開する「Query sa a Web Service」機能なども備えた。
Release 2 Productivety Packは5月2日から提供されており、BusinessObjects XIの顧客は無償でアップデートできる。
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