NTTドコモ、職員への一斉連絡が行えるエマージキャストを開始

NTTドコモは、緊急災害時などに職員や社員の携帯電話へメッセージの一斉配信と安否確認などができるサービスを開始する。

» 2007年06月05日 17時39分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは、災害発生時の緊急連絡を職員や社員などの携帯電話に対して一斉配信するASPサービス「エマージキャスト」を、6月11日から開始する。同時に安否確認や召集命令に対する返信確認も行える。

 同サービスは、職員や社員の携帯電話のメールアドレスを事前に登録しておくことで、自治体や企業は災害時などに緊急召集のメッセージ連絡をPCから一斉に配信できる。受信者は、参集ができるかどうかや参集できる時間の目安を返信できる。

エマージキャストの利用イメージ

 管理PCからは、「配信完了」「通知済み」「開封済み」「返信済み」の4段階で受信者のアクションを確認できる。開封や返信があれば、受信者の生存を確認できる仕組みだ。返信がない場合などには、自動発信で音声呼び出しができるオプションも用意する。

メッセージ受信時の携帯電話の確認画面(2007年2月のデモより)

 メッセージは、NTTドコモ以外の携帯電話やPHSにもインターネット経由で配信できる。携帯電話は、メッセージを受信すると確認画面が表示されてアラームが鳴る。ユーザーが特定の操作を行わないとアラームが止まらないため、高い確率でメッセージを閲覧させることができるという。

 利用料金は、初期費用として基本設定費90万円と接続設定費(個別見積り)、またセンター利用費用が7万9000円(配信対象の携帯電話100台の場合)からとなっている。申し込みと問い合わせは、NTTドコモの法人営業担当およびドコモビジネスオンラインのホームページで受け付ける。

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