NECは、IntelおよびSpikeSourceとのEnterprise 2.0領域での提携を発表。この提携に基づき、ビジネスインターネットスイート製品「SuiteTwo」の日本語版を開発し、日本市場に適したWeb2.0サービスを実現するソフトウェアとして投入する。
NECは6月4日、IntelおよびSpikeSourceとのEnterprise 2.0領域での提携を発表した。この提携に基づき、ビジネスインターネットスイート製品「SuiteTwo」の日本語版を開発し、日本市場に適したWeb2.0サービスを実現するソフトウェアとして投入する。
SuiteTwoは2006年11月にIntelが発表したもので、Six Apart、Socialtext、NewsGator、SimpleFeed、SpikeSourceの各社が提供するWeb 2.0的なソフトウェアを組み合わせるとともにシングルサインオン、統合ユーザー管理、検索機能を付加し商品化したスイート製品。
NECは、両社と協力の下「SuiteTwo」の日本語版を開発し、第2四半期(7〜9月)から、中堅・中小規模企業や大企業の部門向けのASPサービスとして事業を開始、下期にはパッケージ商品として販売を開始する予定。さらに、企業内で活用を促進するために、テンプレートの整備やコンテンツ管理、セキュリティ製品などとの連携システムの提供をはじめとする導入支援サービスの提供も予定している。
リリースする予定のプロダクトはSixApartの「MovableType」、SocialtextのWikiソフトウェア「SocialText」、NewsGatorのRSSアグリゲータ「NewsGator」の4つで構成されており、上述したIntelの発表で名前が挙がっていたSimpleFeed(RSSのパブリッシュを扱うソフトウェア)の名前は含まれていない。
SuiteTwoは今後、ポッドキャスティングやソーシャルネットワーキングなど、現時点で含まれていないWeb 2.0サービスを提供するソフトウェアがマージされる可能性もあり、ビジネスコミュニケーション/コラボレーションの環境がますます加速すると期待される。
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