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» 2007年06月22日 00時30分 公開

MS、VistaとOffice 2007のリリースで大幅増収増益 (1/3)

Microsoftの2007会計年度第3四半期(2007年3月31日締め)の売上高は、2大主力製品の最新版のリリースにより、直前の2四半期からの繰り延べ分を差し引いても、堅調な拡大を達成した。

[Matt Rosoff,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 米Microsoftの2007会計年度第3四半期(2007年3月31日締め)の業績は、2007年1月にリリースしたWindows VistaとOffice 2007 Systemのコンシューマー向けバージョンの好調な売れ行きを背景に、144億ドルの売上高に対し、純利益が49億3000万ドルと、過去最高を記録した。VistaとOffice 2007へのアップグレードプログラムに関連して、直前の2四半期から繰り越された分を差し引いても、売上高は前年同期比で17%拡大している。こうした好調な四半期決算を受けて、Microsoftは2007年度の業績見通しを引き上げた。ただし、同社は2008会計年度については、「これら主力製品のリリースの影響が薄れるため、成長率が鈍化する可能性が高い」と警告している。

コアビジネスが好調

 2007年度第3四半期には、MicrosoftのコアビジネスであるデスクトップOS、ビジネスソフトウェア、サーバソフトウェアがいずれも健闘し、これらコアビジネスの売上高は、VistaとOffice 2007へのアップグレードプログラムに関連して繰り越された分を差し引いても、前年同期比で22%の拡大を達成した。ただし、オンライン部門とエンターテインメント部門は、依然として、大きな赤字を計上している。

事業部門別の売上および損益

 Microsoftは以下の5つの事業部門別に四半期決算を報告している。

 クライアント部門には、デスクトップOSが含まれる。

 ビジネス部門には、Office、Office Live、Exchange、Dynamicsのほか、各種のビジネスソフトウェアやオンラインサービスが含まれる。

 サーバ&ツール部門には、Windows ServerやSQL Serverなどのサーバプラットフォームソフトウェアのほか、開発者ツール、サポート/コンサルティングサービスが含まれる。

 エンターテインメント&デバイス部門には、Xbox、コンシューマー向けのハードウェア/ソフトウェアのほか、モバイルおよび組み込み分野のハードウェア/ソフトウェアが含まれる。

 オンライン部門には、Windows LiveとMSNが含まれる。

 以下の表には、2007年度第3四半期と2006年度第3四半期の事業部門別の売上高と損益を示している。右端の欄には、2007年度第3四半期と前年同期の売上変化率を示した。「企業全体その他」の欄には、法務費用、全般的なマーケティング費や管理費など、どの事業部門にも分類できない経費が示されている。

 数字はすべて、米国の一般会計原則(GAAP)に従って報告されたもの。営業損益には、投資による損益や税金は含まれていない。

2007年度第3四半期売上高 2007年度第3四半期損益 2006年度第3四半期売上高 2006年度第3四半期損益 売上変化率
クライアント 5,272 4,244 3,151 2,496 67%
ビジネス 4,829 3,421 3,609 2,405 34%
サーバ&ツール 2,749 979 2,396 744 15%
エンターテインメント&デバイス 929 (315) 1,182 (402) −22%
オンライン 623 (200) 562 (24) 11%
企業全体そのほか (4) (1,540) N/A (1,331) N/A
合計 14,398 6,589 10,900 3,888 32%

単位:100万ドル(US)

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