オフショア拠点ランキング、2011年には中国各都市が首位に――IDC予測

現在首位はバンガロール、2位はマニラ、3位はニューデリーだが、2011年には上位に中国の各都市が並ぶという。

» 2007年07月05日 08時28分 公開
[ITmedia]

 米調査会社IDCは7月3日、アジア太平洋地域の35都市のGlobal Delivery Index(GDI)による都市ランキングをまとめた。GDIは同社が作成したオフショアの拠点を評価する指標で、人件費、賃貸コスト、言語スキル、離職率などをもとにしている。

オフショア拠点としての都市ランキング
順位 都市(国)
1 バンガロール(インド)
2 マニラ(フィリピン)
3 ニューデリー(インド)
4 ムンバイ(インド)
5 大連(中国)
6 上海(中国)
7 北京(中国)
8 シドニー(オーストラリア)
9 ブリスベーン(オーストラリア)
10 オークランド(ニュージーランド)

 今回のランキング作成では、エージェントスキル、政治的リスク、人件費、言語スキルなど、取り引きにかかわる要因により重点を置いたという。またそのほかに、リソースとスキル、インフラ、政府などの要因も考慮、上位にランキングされた都市は、これらのバランスが取れているとしている。

 しかしIDCは、2011年にはこのランキングが変わると予測している。インフラ、英語スキル、インターネット接続、技術スキルなどへの投資計画から見て、膨大な投資が見込まれる中国の各都市が、インドを抜いて上位に並ぶ見通しという。

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